広告スペースの種類
各出版社・各雑誌によって金額体系や設定は様々ですが、目的やご予算によって様々な選択が可能です。
原則として、広告スペースが大きくなるほど、面積あたりの単価が割安になります。
サイズが同じ大きさでも、掲載される場所によって掲載料金の高低が設定されているのが一般的です。
同様に印刷の色数も重要な要素です。色数が多いほど金額は高くなります。通常4色(カラー)と1色(モノクロ)が用意されていますが、稀に2色刷り(モノクロ+特色)も設定されている場合もあります。

1)広告スペースの表記と読み方
●印刷色の表記について

4C、4色、またはカラー(読み方=ヨンショク)
フルカラー印刷です。オフセット印刷では4色のインク掛け合わせですべての色を再現することからフルカラー頁を4色頁と表現する慣習があります。(4色インク=シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)

1C、1色、またはモノクロ(読み方=イッショク)
ブラックのインク、一色による印刷です。写真もモノクロ写真のようにグレートーンの濃淡による再現となります。
また、一般的ではありませんが、色紙のページ(例:ページの地色が黄色とか)や、ブラック以外の特色インクの一色で印刷されるものもあります。

2C、2色(読み方=ニショク)
通常はブラックのインクと特色インク一種の2色で印刷されます。写真については、1Cページと同様、ブラックインク、もしくは特色インクの濃淡による単色再現となるのが一般的ですが、稀に2色分版印刷に対応する場合もあります。

●スペースの大きさと掲載位置の表記について
表記中の「P」もしくは「頁」の前の数字がスペースの大きさを表します。
掲載位置の区分がある場合、通常表記の頭に記されます。
また、表紙まわりのスペースの表記では慣例として印刷色とサイズが省略されます。
同じスペース表記でも広告枠の実寸は雑誌によって異なります。

2)代表的な広告スペースの例

表4(ひょうよん)
裏表紙のカラー1頁。雑誌広告では最も訴求力が強いとされているスペースです。
雑誌の発行元や雑誌コード、バーコードなどが入っているので、頁全体が広告スペースとしては使えません。

表2(ひょうに)
表紙の裏のカラー1頁。雑誌広告では表4の次に訴求力が強いとされています。
表2の対向頁と合わせて「表2見開き」という形での出稿もよく見受けられます。

表3(ひょうさん)
表4の裏のカラー1頁。表3の対向頁と合わせて「表3見開き」という形での出稿もよく見受けられます。

4C2P(カラー見開き
カラー見開き。

4C1P(カラー1頁)
カラー1頁。

1C1P(モノクロ1頁)
モノクロ1頁。訴求力はカラーに劣りますが、コストパフォーマンスが優れています。

1C1/2P(モノクロ1/2頁)
モノクロ1/2頁。モノクロ1頁よりも安価で出稿できます。

1Cタテ1/3P(モノクロ・タテ1/3頁)
モノクロの縦長の1/3頁。通常、記事横になります。雑誌によって、記事下に横長の形が用意されている場合もあります。